[茨城鉄道の姿を写真と資料で振り返ります。]
水戸市立博物館は,リニューアルオープン記念の企画展として茨城鉄道に関する展覧会を開催します。
かつて「茨鉄線」の名で親しまれてきた茨城鉄道は、赤塚(水戸市)─御前山(城里町)間25.2㎞を走っていた私鉄です。
大正15(1926)年、赤塚─ 石塚間の開業以来、昭和46(1971)年に最後に残った区間の赤塚─茨城大学前間が営業廃止になるまで、45年間にわたり、地域住民の足として走り続けました。
その後、線路敷の多くは道路に転用されましたが、廃止から半世紀近い時間が流れ、今や歴史の一コマを刻んだ事実も忘れ去られようとしています。
展覧会では、写真や資料によって蒸気機関車や列車の走る懐かしい光景を思い起こし、茨城鉄道が果してきた役割を振り返ります。
※昭和19(1944)年8月1日,戦時下の県内交通統合で茨城鉄道・湊鉄道・水浜電車等が合併して茨城交通(株)となりました。
以後,茨城鉄道は茨城交通・茨城線となりましたが,愛称では「茨鉄線」と呼ばれており,文章中は,元の名前で記載しています。
(画像:田野のあたりを走るケハ502(昭和40年頃 森木一則氏提供))
【関連行事】
◎茨鉄線の廃線跡をたどるバスツアー
茨鉄線の通った跡を講師の解説を聞きながらたどります。
日 時:平成30年5月16日(水) 8時30分~15時(予定)
定 員:20名
参加費:1人1,500円(昼食、保険代)
講 師:中三川武夫氏
申 込:平成30年4月25日(水)9時から電話受付 ※定員になり次第、締め切ります。
イベント情報
総集編 茨城鉄道 第2期 ー今も思い出の中を走ってるー
会 期:平成30年4月1日(日)〜5月27日(日)
休館日:毎週月曜日
会 場:水戸市立博物館 4階展示室
主 催:水戸市立博物館
入場料:無料
http://shihaku1.hs.plala.or.jp/exhibition/1651