アンナ・マレェ

8 INTERVIEW QUESTIONS FOR MUSICIANS＠MITO

Q1.自己紹介をお願いします
アンナ・マレェと申します。主に茨城県で曲を作り弾き語りの活動をしております。

Q2.活動を始めた経緯を教えてください
好きだったバンドのギタリストさんに影響されてエレアコを購入したものの一度断念してから2年ほど経った頃、ギター弾き語りの曲を何曲か聴くようになり、これまたその影響でしまっておいたギターを再び取り出して押さえられる範囲で弦を押さえて弾いてみたところ面白くなり、その後しばらくして弾き語りを始めました。始めた当初はエレアコでしたが今はクラシックギターを使っています。

Q3.影響を受けたアーティストやバンドのルーツなど教えてください
青葉市子さん、山田庵巳さんです。青葉市子さんはしまだあすかさんという茨城の弾き語りアーティストの方から教えていただき知りました。初めて聴いた時あらゆる枷がふわっと外れたような、視界がひらけたような、不思議な感覚になったのを覚えています。青葉市子さんには「0」というアルバムがありますが、今でも青葉市子さんの音楽を聴くと、文字通り本当に心が0へ戻っていく、魂のいちばんはじめの場所へ戻る気がします。
その青葉市子さんがカバーされていたのが山田庵巳さんの「機械仕掛乃宇宙」でした。YouTubeでカバーver.を聴き、関連動画で出てきた山田庵巳さんによる原曲を聴いた時衝撃を受けました。初めて山田庵巳さんのライブに伺った時幸運にも機械仕掛乃宇宙を生で聴くことができたのですが、詩人のような語り口や魔法のような指使いもさることながら、果てしない音楽の自由と世界の広がりが弾き語りに存在することを目の当たりにし、それまで持っていた弾き語りの概念を覆されました。それは「嬉しい」衝撃だったと思います。その後ライブで何度か共演させていただくなどお世話になり、お話をさせていただく機会もありましたが、お話やライブのステージなど、山田庵巳さんに教えていただいたことは弾き語りの活動をする上でとても大切な指針の一つとなっています。
その他にも「素敵だな」と思う様々なジャンルの表現や日常で見聞きする音や風景からは少なくない影響を受けていると思います。

Q4.音楽活動の中で一番大事にしていることはなんですか？
自分自身のことがまだよくわかっておりませんし、大事にしていることはその時々で変わるかもしれませんが、今現在自分で大事にしているなと思うことは、自分の心と詩・曲の動きをよく見て聞くことだと思います。作曲上の無理はしない、背伸びはしない、違和感を感じれば取り入れないなども含めて、あくまで自分が本当にやりたいこと、あるいは詩や曲が本当に行きたい方向をよく確かめることを昔よりも優先させるようになったと思います。それから自分に問うことも大事にはしていると思います。
また、日比谷カタンさんという素晴らしいアーティストの方からいただいた「他人を介在させない自分自身が何をしたいのか」という言葉が自分の中にずっとあって、気づくといつも心にそのことを問いかけて、それをずっと探しつつ音楽活動をしているように思います。

Q5.水戸で活動する意義はどんなところですか?
私がこれからも生きていくのはここだと思う場所で活動ができるところです。以前は東京に行って活動したいと思ったこともありますが、それでもここにいるのはやっぱり茨城や水戸という土地が好きだからなんだと思います。これからも茨城で生きていくんだろうなと思いますし、そういう所を基盤として表現活動ができることはとても幸運なことです。水戸についてですが、水戸の表現シーンはとても多様で多彩で自由だなと思います。色々な都道府県、その土地々々によって表現シーンにも違った良さがあるように、水戸の表現シーンにも独自の良さがあり、その一番の良さが自由さだと思います。例えばある表現がすごい盛り上がりを見せていて、ふとその場で後ろを振り返るとそこには全く違った表現の場が広がっていた、というような多彩な面白さが水戸にはある気がします。そしてそれらの色々な面は普段はあまり目立たない所に隠れていて散歩の途中に表現の入り口がひょ、と顔を出すというのも面白いなと思う所です。そういう水戸の土地に飄々と、しかしどっしりと染み込んだ独特の自由に触れるたびに刺激を受けます。

Q6.ライブやリリースなど今後のトピックがあれば教えてください
今後のライブ予定はまだ決まっておりませんが、情勢や世の中の様子を見ながら予定を決めていくことを考えております。

Q7.今後のビジョンや展開などを聞かせてください
漠然としていますがダンスやお芝居など、歌以外の表現もやりたいです。曲のリリースもしたいし物語も作りたい。今はまだこれも形になっていませんが、世の中がもっと落ち着いたらやりたい企画もありますので、実現できたら嬉しいです。そしてこれからもずっとずっと歌い続けたいです。

Q8.読者へのメッセージをどうぞ!
ここまでお読みいただきありがとうございます。今は皆さん本当に大変な時で、色々なことに心身をがんじがらめにされて、ままならなくて苦しい方も沢山いらっしゃると思います。ですが、人が生きて人が人である限り、人の営みは在り続け、表現もまたそこから生まれると思います。とにかく生きていきましょう。幸せな時は幸せと言い、辛い時は辛いと言い。食べて、動いて、寝て、息をして。勿論感染対策もしながら。生きましょう。皆様どうかご無事で。そして、いつも音楽活動を応援してくださっている方々へこの場を借りてお礼させていただきます。本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

■プロフィール
アンナ・マレェ
人。色々やりたいことはあれど未だ形を取らず。2014年頃から弾き語り活動を開始。2020年現在茨城県内で活動中。

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Youtube
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