「手打ちそば にのまえ」店主・眞家一さんによるトークライブ 『日本一の蕎麦ができるまで』
2020.11.15 -2020.11.15 | cafe+zakka+gallery MINERVA

水戸市宮町cafe+zakka+gallery MINERVAにて開催されるフォトジャーナリスト・柴田大輔の写真展『土と奏でるブルース』に関連して、水戸市末広町の蕎麦店「手打ちそば にのまえ」店主・眞家一さんによるトークライブが11月15日(日)同会場にて開催される。

 

常陸秋そばの産地として名高い、常陸太田市赤土町などで地域の農家と丁寧に関係を作る「手打ちそば にのまえ」の店主・眞家一(はじめ)さんが、納得のいくうまい蕎麦を提供し続けています。
眞家さんは、「うまい蕎麦ができるのは土地や気候条件だけではない」と言います。そこには「人」が欠かせません。
山間の限られた土地で知恵を絞り、丁寧に農業に向き合う人々の営みが、味に現れるのだといいます。眞家さんは、こうした農家一軒一軒を訪ね、何年もかけて関係を築き、直接、蕎麦を買取り、お店で客さんに提供してきました。
産地と消費地の両方と関わりつづける眞家さんから、「蕎麦を作る営み」と、「蕎麦を通じて見える世界」についてお話を伺います。

 

「手打ちそば にのまえ」店主・眞家一さんによるトークライブ
『日本一の蕎麦ができるまで』
日時:2020年11月15日(日)14:30-16:00 (14:15開場)
場所:cafe+zakka+gallery MINERVA
茨城県水戸市宮町2 – 3 – 38 ホテル水戸シルバーイン2F
(JR「水戸駅」より徒歩10分)
※車でお越しの際は、近隣の駐車場をお使いください。
料金:ワンドリンク・チケット 500円 ※<事前予約制>

下記問い合わせ先まで、ご予約をお願いいたします。
080-2079-5347, daisuke.pp@gmail.com (柴田)

 

《タイムスケジュール》
14:15開場
14:30スタート
15:15休憩(5分)
15:20質疑応答
16:00終了

 

プロフィール
眞家 一(まいえ・はじめ)さん
水戸市「手打ちそば にのまえ」店主
(茨城県水戸市末広町3-7-15 アシマ肉店 2F)
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8002373/

 

「新型コロナウィルス感染症対策」の取り組みについて
○定期的に換気、座席、ドアノブ等の消毒を行います。
○ご入場時に体温の測定をさせていただきます。
○マスクの着用及び咳エチケットのご協力をお願いいたします。
○ご入場時に、いばらきアマビエちゃんの登録をお願いいたします。
○発熱、咳などの症状が継続している方は、ご来場をお控えいただきますようお願い致します。
○場内入口にアルコール消毒液を設置します。

 

 

■関連企画

写真展『土と奏でるブルース』
2020年11月13日(金) – 11月17日(火)
0PEN:11:00 – 18:00 入場無料

フォトジャーナリスト・柴田大輔さんの写真展を開催いたします。柴田さんが常陸太田市の蕎麦農家に通い撮り続けた作品を展示します。会期中、在ブラジル 岡村淳監督上映会も開催予定。

 

 

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「日本一うまいソバを作る土地がある」
そう聞いて訪ねたのが茨城県常陸太田市の、赤土町と棚谷町だ。初めて訪ねたのは2015年だった。
一帯は、江戸時代初期にはじまる葉タバコ栽培を中心に、その後作(あとさく)として活発になったソバの産地。地域には1200年続く祭りがあり、この土地での人の営みの長さを物語る。
斜面が急な山間は、耕作面積の確保が難しい。限られた土地を有効に使うため、人は知恵を凝らしてきた。その象徴が「輪作」だ。タバコ畑に入れた豊かな飼肥料を生かしつつ、土への負荷を除きながら、年間を通じ収穫を得られるよう複数の作物で畑を回す。また生活に直結する天候を知るための知識は諺となり、生活の中に根付く。
長い歴史の中で生活は常に変化した。次世代に引き継がれたものがあれば、役目を全うしたものもある。400年以上続く葉タバコが姿を消しつつあるなかで、後作のソバが主となったのも、時代の変化に応じる人々の努力のあらわれだ。
そのソバも、「高齢化」と「過疎」から過渡期を迎える。
今年、ひょんなことから、私は常陸太田市で蕎麦を作ることになった。高齢から畑をやめていた方から「うちでソバ、やってみねぇけ?」と声かけられたことがきっかけだった。
作業する中で、私は初めて急斜面での作業のキツさ、発芽と育成を脅かす野生動物と天候への恐れを心底実感し、改めてこの土地の営みを知り、土地に愛着を抱く方の想い、土地を離れる方の感情に、ほんのわずかだが接した気がした。
一帯の土は赤い。この「赤土」のもとで生きるため、人は安寧を祈り、適した作物を模索し、街へ仕事にでた。
この土地が歩んだ道のりは、私の父母が歩んだ道でもある。
営みはこの地で生きるためであり、今日もその営みはここにある。
柴田大輔

 

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柴田大輔
1980年、茨城県出身。写真専門学校を卒業後、フリーランスとして活動。ラテンアメリカ13カ国を旅して多様な風土と人の暮らしに強く惹かれる。2006年からコロンビア取材を始め、生活を共にしながら住民の側から見た紛争、難民、先住民族、麻薬問題を取材。その他、ラテンアメリカの人々の生活、地元茨城の農村などをテーマに撮影を続けている。
#柴田大輔

 


イベント情報

「手打ちそば にのまえ」店主・眞家一さんによるトークライブ
『日本一の蕎麦ができるまで』
日時:2020年11月15日(日)
時間:14:30-16:00 (14:15開場)
場所:cafe+zakka+gallery MINERVA
茨城県水戸市宮町2 – 3 – 38 ホテル水戸シルバーイン2F
(JR「水戸駅」より徒歩10分)
※車でお越しの際は、近隣の駐車場をお使いください。
料金:ワンドリンク・チケット 500円 ※<事前予約制>

ご予約・問合せ:080-2079-5347
daisuke.pp@gmail.com (柴田)