《二重のまち/交代地のうたを編む》映画上映+アフタートーク
2021.04.22 -2021.05.09 | 茨城県水戸市五軒町1-6-8

「3.11とアーティスト:10年目の想像」関連企画
《二重のまち/交代地のうたを編む》映画上映+アフタートーク

 

展覧会「3.11とアーティスト:10年目の想像」にて展示中の小森はるか+瀬尾夏美による《二重のまち/交代地のうたを編む》の映画上映と監督によるアフタートークが決定しました。

かつてのまちの上に
あたらしいまちがつくられた
そこへ、四人の旅人がやってくる

ちいさな<継承>の
はじまり、はじまり

2018年、4人の旅人が陸前高田を訪れる。まだ若いかれらは、“あの日”の出来事から、空間的にも時間的にも、遠く離れた場所からやって来た。大津波にさらわれたかつてのまちのことも、嵩上げ工事の後につくられたあたらしいまちのことも知らない。旅人たちは、土地の風景のなかに身を置き、人びとの声に耳を傾け、対話を重ね、物語『二重のまち』を朗読する。他者の語りを聞き、伝え、語り直すという行為の丁寧な反復の先に、奇跡のような瞬間が立ち現れる。

交代地—出来事の体験者から非体験者へ
記憶を手渡し、ちいさな継承をはじめるための場

本作は、東日本大震災後のボランティアをきっかけに活動をはじめ、人々の記憶や記録を遠く未来へ受け渡す表現を続けてきたアーティスト「小森はるか+瀬尾夏美」によるプロジェクトから生まれました。『二重のまち』とは、かつてのまちの営みを思いながらあたらしいまちで暮らす2031年の人々の姿を、画家で作家の瀬尾夏美が想像して描いた物語です。陸前高田を拠点とするワークショップに集まった初対面の4人の若者たちが、自らの言葉と身体で、その土地の過去、現在、未来を架橋していくまでを、映像作家の小森はるかが克明かつ繊細に写しとります。

—————————
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
監督:小森はるか+瀬尾夏美
作中テキスト:瀬尾夏美
ワークショップ企画・進行:瀬尾夏美、小森はるか
制作進行:清水 翼
撮影・編集:小森はるか、福原悠介
録音・整音:福原悠介
録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海
スチール:森田具海
カラーグレーディング:長崎隼人
配給:東風

2019年|79分|日本|DCP|英題:Double layered town / Making a song to replace our position|配給:東風
©KOMORI Haruka + SEO Natsumi

公式HP https://www.kotaichi.com/


イベント情報

「3.11とアーティスト:10年目の想像」関連企画
《二重のまち/交代地のうたを編む》映画上映+アフタートーク

会場:水戸芸術館ACM劇場
開催日:2021年5月9日(日)
開催時間:14:00—(開場13:20/上映79分)
対象:4歳以上
観覧料:一般 1,800円
割引A 1,400円(年間パス/当日の展覧会入場券をお持ちの方、大学生)
割引B 1,000円(4歳以上~高校生以下、障害者手帳をお持ちの方)
※当日は年間パス、展覧会入場券、学生証あるいは障害者手帳をご提示ください。
チケット発売:2021年4月25日(日)9:30—
チケット取扱:
水戸芸術館(9:30—18:00 月曜休館)
・窓口=エントランスホール内チケットカウンター
・電話=チケット予約センター Tel.029-225-3555
・ウェブ=https://www.arttowermito.or.jp/ticket/
※車椅子のお客様は、座席へのスムーズなご案内のため予約時にお知らせください。
備考:
・感染拡大防止のため、一席ずつ空けての座席指定となります。
・新型コロナウイルス感染症をめぐる状況の悪化により、内容の変更や中止が余儀なくされる場合がございますので、最新情報は当館ホームページやSNSにてご確認ください。
お願い:
ご来館にあたっては、検温、マスク着用、手指消毒など感染症対策へのご協力をお願いします。あらかじめ当館の「新型コロナウイルス感染症に関するお客様へのお願い」をご確認ください。
お問合せ:水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団