ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-
2021.08.07 -2021.10.17 | 茨城県水戸市五軒町1-6-8

ピピロッティ・リスト(1962年スイスのザンクト・ガレン州グラブス生まれ)は、実験的な映像表現を探究するアーティストとして、1980年代からスイスを拠点に世界各地の美術館や芸術祭で作品を発表してきました。
色彩に満ちた世界をユーモアたっぷりに切り取ってみせる映像と、心地よい音楽や空間設計によるリストのヴィデオ・インスタレーションは、国を越えて幅広い世代の観客を魅了してきました。本展は、身体、ジェンダー、自然、エコロジーを主題とした作品およそ40点で構成。身体や女性としてのアイデンティティをテーマとする初期の短編ヴィデオやヴェニス・ビエンナーレに出品された代表作《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》(1997/京都国立近代美術館蔵)、自然と人間が共存する今日の世界をのびやかに謳う、パノラミックなスクリーンへと展開する近年の大型インスタレーション(《もうひとつの身体》[2008/15]、《マーシー・ガーデン・ルトゥー・ルトゥー/慈しみの庭へ帰る》[2014]、《不安はいつか消えて安らぐ》[2014])、映像と家具が溶け合ったリビングルーム、日用品を作品へと再循環させる80年代からの一貫した関心によって生まれた作品群など、約30年間の活動の全体像を本格的に紹介します。
本展覧会は、ベッドやクッションに横たわってくつろぐ、食卓を囲むといった遊び心あふれる映像鑑賞体験へと観客を誘う作品を通して、現代社会における切実なテーマを鑑賞者の身体とともに少しずつ解きほぐす機会となるでしょう。

https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5142.html

水戸クリエイティヴウィーク2021参画企画

水戸の街をもっとクリエイティヴに、
水戸の魅力をじっくり味わえる16日間!
『水戸クリエイティヴウィーク2021』
2021年10月2日(土)〜17日(日)の16日間
開催場所:水戸市内各所

文化活動を止めない。
秋、水戸中心市街地で開催される文化的な催しを横断的に楽しめるフレームワーク。
プロジェクトを通して水戸の土地、風土、文化、人の魅力に触れる2週間。
 
水戸クリエイティヴウィークとは
秋、同時期に行なわれる文化的な催しを1つのフレームで見せる事で発信力を強化し、様々な方に楽しんでもらおうという試みです。
茨城県の県庁所在地である水戸は、水戸芸術館や近代美術館をはじめ数々の文化施設を有し、近隣エリアだけでなく日本の文化をリードしてきました。その土地で活動する様々なプロジェクトが集結し、9月に2週間にわたり開催する試みが『水戸クリエイティヴウィーク』。今年で7年目の開催となります。
昨年発生した新型コロナウイルスの影響で2020年は中止を余儀なくされましたが、市中の文化的活動は自粛による萎縮や担い手のモチベーション低下、活動存続や停止の危機を迎えており、2021年は小さな規模であってもプロジェクトの実施を決定しました。
水戸の街をもっとクリエイティヴに、水戸の魅力をじっくり味わえる16日間! どうぞお楽しみに!
http://mito-creative-week.com/

イベント情報

ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-
会  期:2021年8月7日(土)~10月17日(日)
開場時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
会  場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
出品作家:ピピロッティ・リスト
休館日: 月曜日 ※祝日の場合は翌火曜日
入場料: 一般900円、団体(20名以上)700円
高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
※一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000円
◎学生とシニアのための特別割引デー「First Friday」
→ 学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第一金曜日(9月3日、10月1日)100円
◎京都会場の入場券半券の提示で当日券が200円割引!※1名様1回有効。招待券、招待状を除く。他の割引とは併用できません。
主  催:公益財団法人水戸市芸術振興財団、京都国立近代美術館
後  援:在日スイス大使館
協  賛:クヴァドラ
協  力:株式会社長谷ビル、国立新美術館、森美術館、ユニバーサル・ビジネス・テクノロジー株式会社、サントリーホールディングス株式会社
助  成:スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団
企画協力:Hauser & Wirth、一色事務所
企  画:後藤桜子(水戸芸術館現代美術センター学芸員)