VACCINE / 菊地良博 Yoshihiro Kikuchi
2021.05.23 -2021.09.12 | ARTS ISOZAKI

菊地良博 Yoshihiro Kikuchi 「Room Aroused (version), 2019, ミクストメディア, サイズ可変 Photo by Koiwa Tsutomu

水戸市三の丸、銀杏坂にあるギャラリー「ARTS ISOZAKI」にて 菊地良博の個展 『VACCINE』が開催中。2021年9月12日(日)まで会期延長。

ARTS ISOZAKI では 2021年5月23日(日)から9月12日(日)まで、菊地良博(きくちよしひろ)の個展 『VACCINE』(ワクチン)を開催いたします。
菊地良博は 1980年 宮城県生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
現在は仙台を拠点に活動し、動物と峻別される、人間のみに現れる特質(言語、社会システムにおける性など) の論理的な否定的解体および再構築を、さらにはその行為者たる自身の論理性の否定を、ドローイング、コラージュ、 ペインティング、印刷、彫刻、映像、インスタレーション、写真など、多様なメディアを用いておこな っています。
仙台を活動拠点とする菊地は、本展が開催される水戸との関係を、仙台藩と水戸藩の関係のアナロジーとして捉えています。仙台藩は、そもそも水戸徳川から警戒される蝦夷であり、広義での攘夷の対象であると言います。そのように考えることにより、菊地の水戸における展覧会にはある種の自虐行為が成立すると同時に、仙台のアーティストがあえて水戸で社会通念的なルールを逸脱する試みは、彼が街の免疫機能によって排除されることであり、ウィルスとワクチンのメタファーとなるのです。 『VACCINE』(ワクチン)と題された本展では、性産業をテーマとした彫刻、映像、絵画作品に加え、自虐をテーマとしたコラージュ作品で構成される予定です。現在進行中のコロナ禍において、本展はコロナウ ィルスとそのワクチンの関係性だけではなく、社会における受容と排除、禁止と侵犯、外部と内部など、様々な状況に対する批評性の高い展覧会となっています。 是非この機会に菊地良博の『VACCINE』をご高覧いただけましたら幸いです。

 

「VACCINE」
菊地良博 Yoshihiro Kikuchi
会期: 2021年5月23日(日)~2021年9月12日(日)
開場日:水曜日から日曜日および祝日
開場時間:13:00-18:00
入場料:無料

 


イベント情報

菊地良博 Yoshihiro Kikuchi「VACCINE」
会期:2021年5月23日(日)~9月12日(日)
水曜〜水曜〜日曜日および祝日 ※月・火曜は休廊。
時間:13:00-18:00
会場:ARTS ISOZAKI(水戸市三の丸1-4-17)
入場料:無料
http://artsisozaki.main.jp/